嚢胞の解説

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嚢胞

嚢胞

嚢胞( のうほう) は、 口腔内に多くみられる疾患のひとつで、顎口腔病変の1/4~1/3を占めます。 固有の壁をもっていて、内面が上皮で裏装され、そのなかに液体または半流動体を入れている病的な嚢様構造物をいいます。

顎骨、 歯槽骨などの骨の中にできるものや、 舌、 口唇などの軟組織にできるものと様々なものがあります。
通常、 ゆっくりと大きくなり、 無痛性であることが多く、 感染をともなうことによって痛みが生じてきます。
歯科医院で、レントゲン写真を撮影することで、見つかることが多いです。

歯根嚢胞

最も頻度が多く、失活歯( むし歯などで神経が死んだ状態) の根尖性歯周炎が原因です。
治療法として、 小さいものは根管治療を行い、 大きいものでは嚢胞摘出と原因歯の歯根端切除術( 根の先端を切る) や抜歯が必要になることがあります。
しかし、経過が長く、大きさのかなり大きなものなどは、嚢胞摘出による欠損に対して骨移植などの再建手術が必要になることもあります。おおむね予後は良好です。

嚢胞

嚢胞2

嚢胞3

含歯性嚢胞

嚢胞4



骨の中に埋まっている歯( 埋伏歯)を囲むようにみられる嚢胞で、大きくなると骨膨隆で気づいたりします( 埋伏歯のない場合もありますー無歯性嚢胞) 。
治療法として、 原因歯の抜歯を含めた摘出や開窓を行います。
大きい場合は入院治療が必要となります。





粘液嚢胞

口の中に多く存在する小唾液腺から唾液が何らかの原因によって流出障害が起こり、 粘液が貯留したものです。 半透明で、 壁が薄いためよく潰れたりします。
治療法として、 摘出や薬物注入療法を行います。

嚢胞5


ガマ腫

舌下部や、 顎下部にみられ、粘液嚢胞と同様に、 粘液が貯留したものです。
原因は、舌下腺・小舌下腺の導管破綻による舌下腺の粘液貯留現象と考えられます。
カエルの腹部に似ているため名づけられたようです。
治療法として、 開窓術や摘出術、 薬物注入療法などを行います。 大きいものでは、 入院治療が必要です。

嚢胞6

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